医療系大学の最終学年となり、大学院の受験勉強をしなければと考えている人もいるでしょう。専門知識については国家試験の受験勉強がそのまま大学院受験の勉強になるかもしれません。ただし英語の文献や資料を読むのを避けてきた人などは、改めて医療関係の英語の文章を限られた試験時間内で読解できる力を身につける必要があります。これは短期間では簡単に身につけられません。できる限り毎日、少しづつ英文を読んで、慣れていくしかないです。少なくとも私の経験からはそう思っています。最初は一頁というより一つの段落を読むだけでもかなりの時間がかかります。それでも毎日読んでいると、一定期間後にわずかですが以前よりは読みやすくなります。根気よく勉強を続けてください。
英語の試験で大切なのもう一つの要素は日本語の作文力です。「全文を訳せ」「要約せよ」などという問題の時、意味の通じない不自然な日本語で書いたりせずに意味の通じる日本語で答を書きましょう。
英作文の勉強も必要なときには、現在は英語の医学論文でも要約だけなら原文と和訳の両者が無料でインターネット上で読める場合があります。和訳から英語原文を想像する練習をする勉強方法も考えられます。