医学書や医学雑誌、ラジオの医学番組など各種の媒体を勉強に利用していますが、文章を書いたり、講演をするのはそれなりに権威のある先生となります。しかしいくら偉い先生でも人間なので勘違いして覚えていることもあれば、日々変化する社会について行けず知識が古くなっている場合があります。これは仕方のないことです。問題は医学書の編集者、校正者など制作にかかわる裏方が、それらを指摘しないか、指摘できるだけの専門知識を持たないことです。単純な誤字、脱字の指摘に加えて、内容面でも明らかに間違っていると思われる記述は例え編集者という裏方であっても著者に指摘してあげたいものです。昨日読んでいた文章では、うっかりミスといえる範囲を超えて、多数の間違いを含んでいました。これではその先生の名誉を損ね、出版社の評判も落としてしまいます。医学書の校正は多少なりとも医学知識のある人に頼むのが望ましいです。