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フリーランス医学書校閲者・医療翻訳者日誌

医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。

医学書の図内の矢印等

    医学書では画像所見や顕微鏡写真等、実際の患者例を示すことがよくあります。その際に病変部位や異常所見のある部位に矢印入れて、読者が理解しやすいようにする工夫もされます。矢印以外にも丸で囲むという方法も用いられます。知らないからこそ勉強している読者には有難い配慮です。しかし、必ずしも正しい場所で矢印が入れられている、あるいは正しい場所が丸で囲まれているとは限りません。若干位置がずれている場合があります。
 その原因を想像するに著者のうっかりミスの他、著者は編集者ではないので必ずしも細かなパソコン操作をできないという要因があると思われます。その上、編集者や校正者は医学部医学科の出身者ではなく細かな画像判読能力がなく、矢印の位置などに疑問を持たずに修正がされず出版されるという結末になると思われます。「専門家が書いているのだから、これでよいのだろう」と思いこまないで、医学書編集者はしっかりと確認する必要があります。
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コメント

プロフィール

HN:
医学書校正者 & 医療翻訳者
性別:
男性
職業:
医学書編集・医療翻訳

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