原文と訳文を対にした翻訳データベース、すなわち翻訳メモリ機能を使いたい場合、某社のソフトが翻訳会社では好んで用いられます。しかしその価格は高く、高機能パソコンが必要など、難点があります。従ってそれ以外のソフトやサービスを使って翻訳メモリを作りたいと思う人はいるでしょう。その方法としては、翻訳メモリ機能の付いた翻訳ソフトがあります。他にはクラウド型の翻訳メモリサービスがあります。外国の会社より日本の会社のサービスの方が、日本語で問い合わせをしやすいし安心感があるという場合には、何社かこの種のサービスを提供しています。翻訳ソフトの販売会社が行っている例もあるようです。クラウド型の場合、テレワークや外注先との連携を考慮した構成になっていてチーム作業に便利な面があります。目的や予算など考慮の上で自分、自社に合った方法を選択するとよいでしょう。それよりも翻訳メモリ機能が役立つ翻訳作業なのかをまず考える必要はあります。