昨日、勉強し直したい事項があって、以前に一度は通読した医学書を取り出し、ページをめくっていました。しかし以前に読んだ時に分かっていたこととはいえ、本文の作文がとてもひどい。誤字、脱字の他、説明方法が悪くて読者が文脈から言葉を補う必要がある文章です。私にとって主に学習素材として必要だったのは図、写真だったので、文章はところどころ読むだけとしました。
昨日読み返した本だけでなく、医学書には著者以外には文章の意味が全然理解できない本も存在します。また翻訳本では誤訳かどうかという問題以前に、日本語として不自然で読めない、日本語の文字が書かれているだけで内容を全然理解できない訳文がみられます。
医学書の編集部では校正という作業を実質的に省いて作業し、フォントの種類や大きさ、図表の配置や大きさ選択などに注意を向けているように思えます。しかし、読者の評判や売り上げのことを考えるなら、多少は必要経費が増えてもしっかりと校正作業をすべきでしょう。自分たちで無理なら、社外に協力を求めましょう。