先日病院のが眼科を受診した際、主治医の先生が「炭酸脱水素酵素阻害薬」という言い間違いをしていました。正しくは「脱水素酵素」ではなく「脱水酵素」です。この言い間違い、書き間違いは何度か出会っています。一番はじめは看護専門学校の学生だったときに購入した医学生向きの眼科学教科書です。その教科書に付いていた正誤表の中にこの用語の修正があり、何故だかそのことが強く印象に残っています。
その次にこの誤りに出会ったのは、大学の薬理学の授業です。授業を担当した先生が「脱水素酵素」と何度も言うので、「脱水酵素です」と学生だった私の方から指摘しました。そのような経験があるので、医学書や医療関係の原稿校正をするときには、「炭酸脱水」という文字を見たときにはその次の文字が「脱水」と「脱水素」のどちらになっているか必ず意識して確認しています。