フランスのfrance infoというニュースサイトを読んでいると、AIDSに関するサイエンス誌掲載の研究が紹介されていました。フランスの企業が開発に関与しているので、フランスのニュースサイトならば当然取り上げたい内容でしょう。
まだお猿さんレベルでの研究で、サルでの免疫不全ウイルスに対して特殊な抗体製剤での予防および治療効果を調べているようです。ヒトでは原因ウイルスに感染してもAIDSを発症する前に抗ウイルス薬を服用し続ければ、非感染者に近い長寿も期待できる時代になってはいます。しかし副作用の問題回避や全く新しい治療法の開発という点で、現在医学薬学業界で流行中の抗体製剤の開発に向かったのかもしれません。franceinfoの記事だけでは分かりにくかったので、リンクがあったサイエンス誌のページも見ましたが、その図を見て「こういう工夫をしたのか」と感動しました。