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フリーランス医学書校閲者・医療翻訳者日誌

医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。

無痛分娩での事故

    最近は無痛分娩に伴う事故の新聞記事をよくみかけます。本日も「無痛分娩で死産」という文字が目に入り、その記事本文を読んでみました。どうやら子宮収縮剤を用いており、子宮破裂を起こしていたらしいです。無痛分娩を用いていて事故が起こったことは間違いないにしても、無痛分娩が問題というより、子宮収縮剤投与後の観察がどうだったのだろうかと、私は感じました。勿論当事者ではないので詳細は分かりません。
 今までの無痛分娩のマスコミ報道では、硬膜外麻酔をするつもりが薬剤がくも膜下腔に入り、いわゆる全脊麻になった例などが取り上げられていました。その場合は確かに麻酔事故ですが、無痛分娩時の事故すべてが無痛分娩によるとは限らないでしょう。そして、新しい家族が生まれることは非常に喜ばしいとしても、出産には一定の危険を伴うことも一般の方々には認識しておいてほしいところです。
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プロフィール

HN:
医学書校正者 & 医療翻訳者
性別:
男性
職業:
医学書編集・医療翻訳

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