Franceinfo というフランスのニュースサイトで医療、保健関係の記事を見ていると、興味深い研究が紹介されていました。ブラジルの形成外科医の臨床研究で、第二度の熱傷、簡単に言えば少し皮膚の深いところまで損傷した火傷の治療において、特定の魚の皮を用いて火傷の面を一時的に覆うという治療法です。
私が驚いたのは、魚の皮を治療用材料として使う発想です。創傷被覆材など容易に使える状況下にある日本では、そんなことは思いつかないでしょう。もしこういう臨床研究をしようとしても各施設の倫理委員会の審査を通過しないと思われます。
ちなみにこのニュースサイトはフランス語で書かれていますが、私は仏和翻訳もやっています。