フランスのfranceinfoというサイトで医療関連の記事を読んでいると、緩和医療の記事がありました。その中で取材施設の職員の発言に印象的なものがありました。それは「死に行く人のケアをしているのではなく、生きている人のケアをしている」という文です。確かにその通りです。仮に終末期にあったとしても、今生きている人を対象にして病気による苦痛を取る対処をしています。ちなみに最近は「緩和医療」はもう少し広い概念になってきています。例えば「癌患者の緩和医療は終末期ではなく、診断時から始まる」という話を聞いたことがあります。緩和医療はより広い意味で、患者の苦痛を取るケアという考え方になってきています。