だいぶ前に某テレビアニメの一幕の放送直後、体調を崩して救急受診をする例が多発するということが問題になりました。その後は特撮やアニメ番組の開始時には「テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て」という文字案内が出るようになりました。ニュース等でも記者会見の場面を出すときには「カメラのフラッシュが目の刺激になり得る」といった文字案内が出ることがあります。しかし昔の問題として忘れられてしまい、形式的に案内を出しているように感じることがあります。
最近はコンピュータグラフィック(CG)を多用するあまり、気分が悪くなったり、目に対する刺激でまぶしすぎたりして見ていられないことがあります。昨日見ていた映画では直観的に危ないと思って、数秒間ですがスクリーンから目を離して目を閉じた場面が一回ですがありました。道具は何でもそうですが、使い方によっては便利な道具にも凶器にもなります。CGの使い方を業界の方に再考していただければと思います。