医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。
昨日は患者として病院の眼科外来にいました。話の内容から白内障と思われる患者に対して病院職員が入院について説明していました。それを聞いていると、そこの病院では手術当日の午前中に入院、昼食は禁食として午後に手術、翌日の朝には退院という方針のようでした。何年か前には、「日帰り手術の医療機関もあるが、当院では2~3日入院してもらっている」と説明していたのですが、入院期間の短縮が図られている様子が伺えました。白内障は高齢者が多くなりますし、少しでも早く日常生活に戻して入院による体力の低下を抑えたいという医学的な理由の他、ベッドの回転をよくして病院の収益を確保しようという思いもあるのかもしれません。いずれにしても入院設備のある「病院」では、日本では入院しても医療費支払いが米国のように高くはなりませんし、安全のため一晩は院内に患者をおいておきたいようです。