医師向けの雑誌、番組などでは時々、梅毒の話が出てきます。昨日もラジオNikkeiの医専門番組で梅毒が主題となっていました。その中で演者の先生は若いとき「女を見たら妊娠と思え、男を見たら梅毒と思え」と指導されたとの話をしていました。「女を見たら妊娠と思え」というのは私も学生時代にそう教えられました。しかし「男を見たら梅毒と思え」というのは初めて聞きました。勿論、梅毒と決めつけてかかるのではなく、梅毒も鑑別対象に入れるという意味です。梅毒の皮疹を見たことのない先生はそれと気づかずに、診断が遅れるとの話も聞いたことがあります。梅毒に限らずよくわからない症状の時は性感染症も疑い、風俗店通いなど問診をした方がよいかもしれません。
一般市民の方々も、浮気をして性感染症に罹患したときには、浮気が配偶者や交際相手にばれるだけでなく、それにより生じる諸問題に取り組む必要があります。遊ぶときはそれだけの覚悟はできているか今一度考えなければなりません。