英文医学雑誌New England Juornal of Medicine 2018年3月1日号を読んでいると、類似した内容の論文が二組ありました。一組目は敗血症性ショックに対するステロイド投与が有効かどうかの論文です。二組目は補液製剤として生理食塩水と乳酸加リンゲル液等のどちらがよいのかという論文です。それぞれの論文の序文を読むと、はっきりとした結論が今まで出ていない様子が伺えます。しかしながら今回見かけた論文に限らず、今まで研究がされてきたのに明確な結論が出てない問題って、これから先も誰かが研究しても結論が出ないままなのではないか、そんな考えも私には生じました。