今朝新聞を読んでいたら、親御さんが子供の川崎病の疑って医療機関を受診しているのに、非典型例であったために川崎病となかなか診断してもらえなかった例が紹介されていました。このように非典型例であったり、もともと診断しにくい病気、担当医にとっては自分が詳しくない分野の病気であったりして、診断までに時間を要する場合があります。
医師との話し合いを十分にせずに、むやみやたらと違う医師や病院を転々と受診していくいわゆるドクターショッピングは問題です。本人や家族にとっても納得のいく治療を受けられないままとなり、医療経済面でも無駄が多くなります。その一方で本当に必要なとき、例えばシロートでも常識的に考えて何かおかしい、他の先生に診てもらった方がよいという場合には、それを実行に移した方がよい場合があります。医師も人間ですから完璧ではありません。一人の先生には診断が難しくても、別の先生には診断が簡単という場合はあります。ベテランの先生には診断できなかったのに、学生や研修医が簡単に診断できる場合だって考えられます。