昨日と今朝、欧州メディアを見たり読んだりしていると、新型コロナウイルスCOVID-19感染時には非ステロイド性抗炎症薬服用(NSAID)は病状を悪化させる可能があるとのニュースがありました。日本で言えば厚生労働省、というよりは昔の厚生省に当たるフランスの組織が、上記の警告を出しているらしいです。発熱時にはパラセタモール、日本ではアセトアミノフェンと言われる薬を使うようにとの指示でした。私がフランス語を聞き間違えていなければ、ウイルス排除のための炎症反応を抑えるのがよくないとの仮説のようです。
従来、小児ではインフルエンザでもアスピリンとライ症候群発生の関連、非ステロイド性抗炎症薬とインフルエンザ脳症との関連など言われてきました。もしかしたらウイルス性感染症全般において非ステロイド性炎症薬の使用は慎重になった方がよいのかもれません(あくまで私が今回思ったことに過ぎません)。
主題からはずれますが、日本では「アセトアミノフェン」と言う薬は、国によっては「パラセタモール」との呼ばれます。