昨日は短波放送の医学専門番組で小児の視覚発達障害、弱視が主題となっていました。本日の新聞の朝刊でも類似の内容の記事をみかけました。二日続けて同じ話題に接することになりました。
先天白内障、中等度以上の遠視、屈折状態の左右差が大きい(不同視)、斜視などがあると、視力の発達に支障をきたします。特に片目だけでもよく目が見えていると日常生活に大きな支障はなく、子供は「世の中はこのように見えるもの」と思います。そして発見の機会、すなわち治療によってよくなる機会を失ってしまう危険があります。時機を失すると、片目がよく見えているために異常が認識されずに放置されたもう片方の目の視力は回復せず、両眼視機能も獲得できません。立体映画(3D映像)をみても、立体感が分かりません。子供ができた若いご夫婦は子供の目の健康にも気を配ってあげてください。