Deutsche Welleのテレビ放送をネット経由で見ていると、フィリピンでは大人への通過儀式として割礼、包茎手術が行われている様子が取り上げられていました。この例は医学的には不要で問題と思われますが、今回は包茎手術に関連して少し書いておきます。
日本でも包茎を気にして手術を受ける男性はいますし、テレビや雑誌でも手術をしている医療機関の広告がみられます。ただし仮性包茎は病気ではないので、完全自己負担の自由診療になりますので、多少の出費は必要です。自由診療の美容外科では、経営上の利益を出すために他の手術を同時に勧めたり、気が変わる前にと初診時に手術をしてしまうところもあるとの噂があります。噂の真偽はともかく、このような美容外科も一部にはあるとの前提で注意だけはしておきましょう。
また真性包茎は病気として保険診療の対象となります。自由診療よりもずっと安い費用で手術を受けられます。入院設備のある病院でなくても、泌尿器科医が日帰り手術をしている診療所があります。真性包茎で手術をお考えの人は、泌尿器科医に相談してはどうでしょうか。