今はまだ夏ですが、冬になれば程度の差こそあれ多くの人が冷えを感じると思います。私自身、冬には手足に冷えを感じます。よく考えると手足の中でも手背、足背、すなわち手足の甲で静脈が浮き出てみえる場所とその少し体幹側、胴体側が特に冷えている気がします。皮膚の直下で外界に近い部分に静脈があるため、血液から熱が体外に逃げて冷えを感じるのかもしれません。特に下肢の静脈では重力の影響でどうしても血液が下方にたまり、静脈内の血液が増え、その分だけそこから熱も逃げやすいのかもしれません。下肢静脈瘤に使う弾性ストッキングでは主に足首から上部に圧がかかるようになっていますが、それとは逆に足首から下に圧力がかかる弾性ストッキングみたいなものを作れば静脈血のうっ滞を減らせて、少なくとも一部の人では足の冷えには効く・・・のかもしれません。ただし試していないので、冷え取り靴下になるかは不明です。