フランスのfranceinfoというニュースサイトで医療記事を読んでいると、甲状腺機能低下症治療用の甲状腺ホルモン製剤に関連した記事がありました。その中の一つの製剤について、薬効成分は同じでも賦形剤、つまり薬効成分以外の薬の形成成分が変更になったところ、不定愁訴ともいえる各種症状に悩む人が出て問題になっているらしいです。賦形剤変更との因果関係が本当にあるのかなど詳細な調査はこれからになるのでしょう。薬効成分は同じで薬を形成する他の構成要素は違うという点ではジェネリック医薬品と同じですから、他の薬のジェネリック医薬品に対しても疑問が持たれる…なんて事態が今後起こるのかもしれません。
この甲状腺機能低下症ですが、患者の中には自分がそうだと気づいていない人が多いと思われます。寒さに敏感、便秘傾向、コレステロールが高いなどの症状がありますが、心配な人は他の病気で医師にかかった時にでも相談されてはどうでしょうか。