昨日franceinfoというフランスのニュースサイトで医療関連記事を読んでいると、胎児感染で小頭症の原因になるということですこし前に問題になったジカ熱予防の研究で、面白い発想が紹介されていました。疾患を媒介するネッタイシマカに対してWolbachia という細菌を感染させておくと原因ウイルスが蚊の体内で増殖しにくくなるらしいのです。
普通の医療関係者、医学研究者の発想なら、「原因ウイルスの地球上からの消滅は無理、媒介する蚊の根絶は無理だが蚊を減らす対策で疾患罹患率をまず減らす、その間になんとかワクチンを開発」とでも考えるところでしょう。媒介動物の蚊の体内にウイルスの天敵を送り込むような発想はすごいと思う一方、意外すぎて最初は誰からも相手にされなかったのではないかと思いました。