医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。
乳児肥厚性幽門狭窄症は文字通り、乳児期に胃の出口である幽門部分が分厚くなり、内容物の通過障害を起こす病気です。私が最初のこの病気について知ったのは、中学生の頃に家庭用医学書を読んでいた時です。その後、看護専門学校在学中に、手術をしない保存治療の試みもされていることを知り若干驚きました。その後、胃の X線造影写真で診断されていた時代から腹部超音波検査でも病変部位を描出される時代となり、感動しました。今度は、短波放送の医学専門番組を聞いていて、乳児へのマクロライド系抗菌薬投与が発症誘因になり得るとの話を聞き、今回も医学の進歩や時代の変化に驚きました。