痩身、ダイエット、要するに太りすぎの人に対してやせる効果をうたった広告には、その効果を示す目的で痩せる前後の写真を掲載していることがよくあります。しかしそれらをよく見ると、痩せる前には真正面から撮影して横幅が大きく見えるようにし、痩せた後はカメラに対して斜めに立たせ足を前後に位置させるなどして痩せた感じを強調する手法がよく取られます。痩せる前には暗い表情にさせ、痩せた後は微笑んで明るい印象を与える写真にします。痩せた後にだけハイヒールを履かせてより細長にしている場合もみられます。
通常は上記のような手法がとられるのですが、本日たまたま見た新聞の折り込み広告では違っていました。消費者をだますような方法はかえって印象を悪くすると思ったのか、痩せる前後の写真とも真正面から同じ条件で撮影していました。あるいは効果に自信があるのか、変な細工をして誤解を与えるより実際例をきちんと示して納得してもらいたかったのかもしれません。いずれにしても汚い手法を避ける業者もいたというのが若干驚きでした。