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フリーランス医学書校閲者・医療翻訳者日誌

医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。

2017年11月23日放送「ドクターX」感想

    来日中の米国人外科医が脳腫瘍という設定でした。その外科医役の外国人女性は英語も日本語も明瞭な発音だったのが印象に残りました。
 その一方、英語の医学用語で書き間違いだろうかと思うところがありました。それは米国人外科医の過去の手術経験一覧表が出てくる場面です。私の勘違いでなければ、英語で書かれた一覧表を見ると、心房中隔欠損(atrial septal defect: 左右の心房を隔てる壁に穴が開いている先天奇形)に対して心房中隔に穴をあける手術(atrial septostomy)をしたことになっていました。既に穴が開いているのに、穴をあける手術をするというのは不自然です。
 設定に多少の無理はあると思いつつドラマとしては面白くてみていますが、今回は番組制作上、少し詰めが甘かったかなと思いました。
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プロフィール

HN:
医学書校正者 & 医療翻訳者
性別:
男性
職業:
医学書編集・医療翻訳

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