英語以外でも医療分野での翻訳の求人を稀に見かけます。そして応募者には翻訳テスト、いわゆるトライアルをするとも書かれています。しかし英語以外の言語で医療関係の文書をきちんと読める、あるいは書ける人というのはどれだけいるのでしょうか。私自身、ドイツ語やフランス語でも読めますが、これらの言語で書けるとは言えません。応募者で実務水準に達している人がいるのかという疑問の他にも、そもそも求人を出す翻訳会社にも翻訳テストの審査をするだけの語学力があるのか、専門知識があるのかという疑問が生じます。それだけの語学力のある人材がいるのなら、その人が翻訳の注文をこなせるはずではないかと思ってしまいます。和訳については英文和訳のできる人が和訳だけを見て判断するということになるではと思われます。尤もそれでも外国語の読解力と日本語の作文力はそれなりに分かりはします。