翻訳会社によっては翻訳レベルを「標準レベル(低レベル)」と「高レベル」に分けて料金設定をしている場合があります。しかし、「高レベル」の実際の意味について、注文者は確認しておく必要があります。よく読みむと高レベルとはいっても、まず翻訳者が訳した後にいわゆるチェッカー(訳文校正者)が訳文を確認する場合を指している場合が多いです。そしてそのチェッカーは、翻訳業界では「翻訳者の訳文を読んで翻訳の勉強をする段階」として認識されている傾向があります。つまり一次翻訳者の作成した訳文を翻訳修行中の人が校正をしているという例が多いです。「高レベル翻訳」といっても、上級翻訳者がじっくりと時間をかけてしっかりと訳してくれると意味では必ずしもありません。仮に校正能力の高い人が一次翻訳者の訳文を修正したとしても、最初の訳文の影響はどうしても受けるので、よい訳文にするには限度があります。