翻訳会社は登録翻訳者に翻訳作業を外注するのが普通です。しかし今は報酬の著しい低さ、翻訳支援ソフト使用はかえって作業がやりにくい例にまでその使用を求めるなどの理由で、翻訳会社と継続的に取引する翻訳者はいなくなりつつあります。そのため翻訳会社は常時募集なのに「急募」と偽って求人サイトに繰り返し募集記事を出します。それでも良い人材は集められず、注文を受けてしまってから慌てて本当の急募をしていると思われる場合があります。
急募と書いて募集する以外にも、実際には同一の会社なのに会社名を使い分けるという求人手法も用いられています。親会社と子会社があって、毎回どちらかの名前を使って募集して違う会社と翻訳者に勘違いさせる狙いがあるのかもしれません。同じ会社名を使う場合でも、英語で名称を書いたりカタカナで書いたりと表記方法を変える手法も用いられています。
きちんと翻訳できるだけの頭脳を持っている人は、こんな方法にはすでに気付いているでしょう。