翻訳業界には多いのですが、フリーランスや外注形式で仕事を受けている個人に対して、常に連絡をとれる体制を希望される会社があります。発注元の会社にとっては自社の営業時間中(残業時間帯も含めて)に取引先と常に連絡が取れれば、確かに便利です。その一方で取引先が個人でも、会社でも常時連絡が取れる体制を取り、ずっとパソコン等でメールの確認をしているのは困難です。電話であっても着信時に常に出られるとは限りません。相手に過度な期待をするより現実的に考えて、メールの返信は特に急を要さなければ翌日まで待つ、あるいは一営業日は待つなど心構えを変えるほうがよいです。そうすればメールの送信側も「返信が遅い」とのストレスを避けられます。業務を請け負う側も無理な連絡体制を取らずに済みます。