翻訳者の求人を見ていると、ときどきおかしな求人があります。その一つが、決して取り扱う文章の分野など決して書かない会社があることです。ある外国の会社は、新規の案件があって翻訳者を募集しているという感じの求人広告をときどき出しているのですが、分野など全く書きません。応募者が自分に対応できる内容なのか、応募してよいのか全然判断できない状態です。応募者に対して学歴や専攻の記述を求めているところをみると、新規の受注に向けた翻訳者募集ではなくて、そのような翻訳者募集と勘違いさせる目的の募集方法ではないかと思われます。実際にどうかは別として、少なくとも私はそう感じます。よい人材を望むのであれば、募集側は選んでもらう立場であるのを認識して誠実な態度をとる必要があります。