昨日、ラジオNikkeiの医学専門番組を聞いていると、「ぶんししょう」が主題になっていました。聞きなれない病名で、しかもラジオなのでどういう文字なのかも最初は分かりませんでした。「分子症」「分枝症」かなどと奇異な表現も考えましたが、「蚊に刺された時に生じる」と聞いて分かりました。眼科の用語で「飛蚊症」というのがあり、「蚊」は「ぶん」とも読むから、「蚊刺症」なのだろうと想像できました。
この疾患は、蚊に刺された場所の症状だけでなく、発熱なども全身症状も伴い、EBウイルスが関与しており、NK細胞に感染していてその悪性腫瘍化の原因にもなるのかもしれないとの話でした。とても興味深い話で早速手元の皮膚科の教科書を開いて復習しました。ところで虫刺されの症状がひどい状態ともいわれる小児ストロフルスという疾患との異同はどう考えるか、皮膚科に素人の私は思ってしまいました。