最近は性行為に関連した感染症の話を聞く機会が多くありました。昨日もラジオNikkeiの医学専門組では梅毒が主題の番組、そしてHIV感染に対するPre-exposure prophylaxis (PrEP)が主題となった番組がありました。後者のPrEPについては、このブログでも一週程度前にフランスのニュースサイトで書かれていたのをみて言及したばかりです。それ以外にも最近医学専門番組では淋菌感染症が話題になっていました。私が最近読んだ内科学雑誌でも梅毒の症例が出ていました。これだけ取り上げられるということは性感染症の患者がそれだけ多いのでしょう。
この性行為感染症は医学以外の面でも問題が生じます。夫または妻のどちらかが外で遊んできて性行為感染症にかかっていたら、配偶者にもそれを伝播させていることは十分に考えられます。性感染症が原因で浮気や風俗店通いがばれるという危険もあります。既婚者や彼氏、彼女のいる人が性感染症にかかったという例を医学雑誌や医学番組で見聞きするたびに、相手との関係で苦労するのだろうなと気の毒に思ってしまいます。