どこの翻訳会社もTradosという翻訳メモリソフトを所有している翻訳者を優先します。Tradosがないとだめという翻訳会社は多いです。ところが翻訳会社で主流のこの翻訳支援ソフトは、翻訳者にとって価格その他の面で気軽には購入できません。
そうなると翻訳支援ソフトとして他の選択肢はないのかと当然思ってしまいます。そこで他の製品やサービスを調べてみました。そうするとTradosと並んでよく翻訳会社が指定するMemoQ以外にも、翻訳メモリ機能を使える製品、サービスはいくつかありました。製品版では医薬翻訳ソフトでなければ、翻訳メモリファイル(TMXファイル)を扱える従来型翻訳ソフトが安いと3万円程度からありました。クラウド型のサービスでは翻訳者が無料で使える翻訳メモリ機能付きサイトがいくつかあります。これらを使えばTMXファイル形式で翻訳メモリファイルを扱えます。こういう製品やサービスを使うと、翻訳能力は高いがTradosはないという人材を活用できると思われます。