翻訳会社に医学、医療関係の訳文を頼んでも粗悪な訳文にしかならないとお困りの方は多いでしょう。その原因の一つには、翻訳会社が下請け翻訳者を決める方法にあります。先日は、連絡はLINEというサービスを使うか、メールでも20分以内に返信できる人で、返信の先着順に決めているという会社がありました。これでは適任者を選ぶのではなく、ただ早く連絡を取れる人だけを選んで翻訳作業を頼むことになります。これでは訳文の質は後回しになり、顧客は訳文の質に満足できずに値引きを要求、そしてできる翻訳者は低報酬の仕事を避けるという悪循環に入ります。
翻訳会社に発注する人は翻訳会社まかせにするのではなく、自力で翻訳者を探すのが望ましいです。個人と直接取引できない場合や、特定の会社に対して外注したい場合は「この人に下請けに出すように」という指示をするとよいでしょう。指定した人に発注されているかは、その人と直接連絡を取れば容易に分かります。