いつも通り医学関係の翻訳会社訳文を校閲するという仕事をしていました。作文の好みの違い程度の箇所もあれば、今回も大意は変わらないものの部分的に訳し忘れている箇所、完全に原文の単語を別の単語と読み間違えている箇所がありました。この翻訳者の場合には、行単位で全く意味不明の訳文を書くことが多い別の翻訳者と比べれば、修正は大変ではない印象は受けます。それでも「注意力が欠けるこの翻訳者を翻訳会社はどうして使うのだろう」と思ってしまいます。翻訳会社は求人に際して翻訳テスト(いわゆるトライアル)をすることが多いのですが、選考テストを通過した翻訳者でこの程度とはどういうことでしょうか。ただ翻訳会社がいいがげんなせいで私の仕事ができていることについては、感謝しなければなりません。