某翻訳会社が公開していている医療関係の英訳の訳文見本をじっくりと眺めてみました。英語の作文能力にも問題はありましたが、それよりも単純な訳し忘れが目立ちました。訳文見本ですから分量としては多くはないのに、何か所も訳抜けがありました。英訳の場合には単純に日本語の単語を英単語に置き換えると不自然な英語になってしまう場合があり、一見訳抜けや誤訳に見える場合はあり得ます。しかし今回私が見たのはそういう例ではなく、どうみても訳抜けでした。きっと訳文を書いた本人は見直しをせず、そして他の人の確認作業が入ることもなく、訳文見本として公開してしまったのだと思われます。自社の宣伝にと訳文見本公開を考えている会社の方々は十分に注意しましょう。