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フリーランス医学書校閲者・医療翻訳者日誌

医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。

慢性閉塞性肺疾患の仏語表現

    慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙が主要な原因となる肺の病気です。COPDは英語の病名chronic obstructive pulomoary diseaseを略したもので、この略語もよく用いられます。昨日はフランスのfranceinfoというサイトで医療、保健関連の記事を読んでいると、この慢性閉塞性肺疾患に関する記事がありました。フランスでは患者全体に占める女性の割合が増えているらしいです。それと同時に私の目に留まったのはフランス語の病名bronchopneumopathie chronique obstructive(BPCO)です。直訳すると「慢性閉塞性気管支肺疾患」という感じで「気管支」という語句も入っています。それと日本では略語を用いる際に日本語を略すのではなく英語の略語であるCOPDを用いますが、フランス語ではフランス語の病名をもとに略語を作ってBPCOとなっています。フランス語の医療用語ではこのように、英語の医療用語と同じやり方で略語が作られています。
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プロフィール

HN:
医学書校正者 & 医療翻訳者
性別:
男性
職業:
医学書編集・医療翻訳

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