医療分野ではありませんが、英訳のチェック業務の求人を某社が出していました。応募要件などは各会社の裁量がありますが、突っ込みたくなる条件が重なっていました。その一つが、自分名義で回線契約をした有料のインターネット環境があるという条件です。現在ではアパートを含めた賃貸物件では家主が一括して回線契約する全戸加入物件も増えていると思われます。他にも夫名義で回線契約をしている家庭で妻がフリーランスで翻訳業をしていたらどうなのだろうとも思ってしまいました。こういう人達は上記の応募要件は満たせません。
その他の突っ込みどころとしては、TOEIC高得点を応募要件にしていることも私は気になりました。翻訳対象となる文章にもよりますし、他のサイトでもよく言われていますが、TOEICと翻訳能力は必ずしも比例しません。TOEIC900点以上を翻訳者求人の応募要件としていた会社のホームページ掲載訳文見本が、原文と全く違う意味の訳文になっていた例さえ実際にみています。
会社の方針もあるのでしょうが、もう少し柔軟に対応すればよいのにと思いながら求人広告をみていることはよくあります。