買ったまま読んでいなかったリハビリテーション医学の教科書、入門書があったのを思い出し読んでみました。その際に感じたのは、肝心のリハビリテーション医学に関する記述が少ないということです。話の筋道として対象疾患の概略を述べてから、その疾患に対するリハビリについて述べるというのは理解できます。しかし前置きであるはずの疾患の説明が長く主体となり、付属的内容としてリハビリについて記しているという感じでした。本来はリハビリテーション医学の教科書のはずなのにです。以前に書店で立ち読みした他のリハビリ入門書でも同様の傾向が見られました。無駄にページ数を増やして本としての体裁を整えるより、リハビリ中心の記述だにして気軽に通読できる小冊子にした方が、非専門医や医療系学生にとっては読み易くなるのではと思われました。