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フリーランス医学書校閲者・医療翻訳者日誌

医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。

Covid-19ワクチン打ち手としての臨床検査技師

    新聞を読んでいると臨床検査技師も新型コロナウイルスに対するワクチンの打ち手として認める理由が書かれていました。それによると、静脈採血が業務に元々含まれるので、注射の素養があると考えられるとのことでした。一方他の職種については身体に針を刺す業務がないからか、診療放射技師などの医療職は、ワクチンを打ってもらいに来た人への説明などをしてもらう方向で考えているらしいです。私自身は臨床検査技師ですが、どうも国の方針は解せません。誤解を恐れず言えば、静脈採血は、臨床検査技師の教育課程では学生でも学生同士の間でやっている簡単な手技です。それができるからといって注射ができる素質があると言えるのでしょうか。またこれも批判を覚悟の上で言えば、看護師と言うだけで法律上はできる手技の多くは、他の職種でも少し勉強すればできます。国はもう少し現実をよく見て柔軟に対応してはと思ってしまいます。
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プロフィール

HN:
医学書校正者 & 医療翻訳者
性別:
男性
職業:
医学書編集・医療翻訳

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