新聞の医療記事を読んでいたら、いわゆる"Oリングテスト"を用いている某診療所が取り上げられていました。このOリングテストをご存じない方は検索をしてみてください。新聞記事の主題はこのOリングテストではなく別の内容でしたが、薬の選択か何かで補助的にOリングテストを使っていることが記されていました。記事内では"Oリングテスト"という表現は用いられず、正確な文言は忘れましたが「指で作った輪を使って」という感じの文で説明されていました。私が「えっ!」と思ったのはしっかりとした科学的内容を扱う記事でオカルト的でもいうか、非科学的な方法をあたかも医学的診断法であるかのように記事で書いてしまっていたことです。Oリングテストを診療に用いている先生は今までに何度かテレビなどでみています。それで患者にとって有益な結果が得られていれば、別に完全否定もしません。ただ正当な医療行為と誤解されかねない記事の書き方には疑問を感じました。記者はOリングテストというものを知らなかったのだとは思いますが、あまりよくない書き方だと私には感じられました。