医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。
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医学書翻訳本を購入したら訳文の日本語が読みにくかったことを、その発売元に伝えてみました。発売前に訳文を読んでみたのか尋ねてみたのですが、先方の回答は「確認した」とのことでした。医学専門書の翻訳本は読みにくい日本語になっていることが多いのですが、どうやら編集者だけでは文章の良し悪しを判断できないようです。医学書出版社の編集者の方には、翻訳本の発売前には一度外部の人に原稿確認を頼んでみることをお勧めします。
ひどい訳文の翻訳本初刷りがいつもまで書店で売れ残っているのをみたことがありますが、そんな事態は出版社にとっても望ましいことではないですよね。
翻訳会社の翻訳者募集での有料トライアル(課題文翻訳テスト)に対し、翻訳者側からの批判的意見を先日見かけました。私も求人への応募者からお金を取るのはどうかと思いますが、翻訳会社側の事情を推察してみます。
一つは翻訳会社内にテストの判定をできる翻訳者がいないことが想像されます。登録翻訳者のテストの判定を登録翻訳者に外注すれば、その外注先に多少なりとも金銭を支払うことになるでしょう。応募者の大半は実務能力がないことから、翻訳会社にしてみれば登録されない応募者のために無駄なお金を使いたくはありません。
もう一つは、いわゆるトライアルを検定試験という商売にしていることが考えられます。
どんな理由にしても、応募するのにお金を取れば怪しまれて、応募してくる人はいなくなるだけと思われます。
先日、新しい取引先の方と実際にお会いする機会がありました。その方によると、文章関係の仕事は低料金化が著しいとのことでした。顧客の予算が低すぎて、同業他社を勧めるということさえあったそうです。あまりに金額が小さくて業務委託先の個人に頼めないことがあるようです。
仕事を業務委託先として行う立場から言うと、低報酬でわざと粗末な仕事はしないまでも、よい仕事をする意欲はなくなります。その結果、注文者も仕事の仕上がりに不満を持つ確率も高くなりますし、他の会社に発注しなおして費用も手間もかかるかもしれません。実際にそのような例をみています。値引き交渉はするにしても、ほどほどにしておきましょう。