医学、医療関連の翻訳、校閲、原稿作成に関連した内容、医学雑誌を読んでいて感じたことなどを書いていきます。原稿校正、書き直し代行、翻訳などの依頼はホームページの問い合わせフォームからお願いします。英語の他に和訳はドイツ語、フランス語、スペイン語(独和、仏和、西和)でも私自身がしています。
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年間購読している医学雑誌を読んでいて、今回も時代の変化または医学の進歩を感じる内容がありました。進行性多巣性白質脳症の治療薬として、元々はマラリア治療薬のメフロキンが用いられると記述がありました。残念ながら全ての患者に有効とまではいきませんし、いわゆる高い水準のエビデンスとまではいかないようです。それでも治療できる可能性が出てきたのは喜ばしいことです。もっとも患者やその家族が望むのは後遺症なく完治し、治療の副作用もないか軽度、短期間の治療で済むなどですが、現在の臨床医学では多くの病気でその目標からは程遠いのが現実です。
翻訳会社から納品されてきた訳文を校正するという仕事も頼まれてしています。その中でときにはかなりひどい訳文に悩まされることがあります。先日も修正箇所が多く、どこを修正すればもとの訳文をいかせるのかもはや見当がつかない段落もありました。
訳文を修正する立場から言うと、ひどすぎる訳文だと修正するより新規に訳文を書き直したほうが楽です。翻訳会社やその登録翻訳者には、自分たちの能力を超えている作業の時にはその旨を正直に話してもらいたいです。受注してしまったからと無理をすると、顧客は困り、翻訳会社は信頼を失い、誰も得をしません。